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【補足説明】
・1:このほかの方法


上記のほか、先に必要部分をクリアーデカールや市販デカールの余白の透明部分に転写して、それを対象物に貼ることもひとつの方法です。
例えば貨車や国鉄コンテナの側面、ステンレスカーのビートの周囲などのような凹凸の連続する箇所や凹んでいる箇所など平面ではない部分には便利で、おすすめしたい方法です。
→品番TTL850番台を中心とした一部の製品は、イメージ部分の膜自体に粘り気と強度があり、転写が十分でないと糊が負けてカールし、はがれてくることがあります。かなり念入りに台紙をこすりつけるなどして、定着を図ってください。またカラー印刷のインレタは水濡れに弱い素材を使用している場合がございます。クリアーデカールの併用はお避けください。

・2:転写そのものができない場合

転写インレタは経年により糊が硬化し多少こすっても転写ができなくなる場合があります。その際は以下の優先順位で作業を試みてください。
1、多少こすって圧着しない場合でも、より強く押し付けるようにこすると転写できることがあります。転写する材料(バーニシャー)を変えたりしてお試しください。車体を分解した状態で転写しようとすると転写される面がグラグラして力が正しく加わりません。足回りを固定したり、内部に詰め物をして力が正しくかかる状態でお試しください。
2、転写される側に油分や汚れの層があると転写の邪魔をします。
 →中性洗剤で転写される車体や窓を洗浄し、よく水洗いし乾かしてから転写してください。転写面にやインレタの糊面に触れると手の油分がつき糊の劣化を早めます。
 →面倒な場合は転写される部分を何度かセロテープでペタペタ貼って剥がすを繰り返してから転写してみてください。
  洗浄するほどではないですが、表面の油分や汚れを除去することができます。また塗膜の剥がれの原因になる場合があるので塗装の状態によってはおすすめしません。
3、(上級者向け)上記1・2でも転写しない場合、エナメルうすめ液をインレタシートの糊面から離して霧状に吹き付けると糊が溶解して復活するようです。噴射量が多いとインレタそのものを溶かす恐れがありますので不要インレタで試した上で作業してください。


・3:失敗した場合

転写に失敗してしまった場合は、セロテープを貼って剥がす、を繰り返してください。少しずつでも剥がれていくと思います。
もしカス状になってどうしてもはがれなくなってしまった場合で、市販完成品の場合はなるべく少量のエナメル系のうすめ液を綿棒の先につけて拭き取ってください。あまり大量のうすめ液をつけたり、また少量でも元の塗装の材質によっては塗装を冒したり、塗装面の光沢が変化することがありますので、ご注意ください。

コンパウンド(液状やすり)で磨き落とすことも可能ですが、その面の光沢が変化することがあります。

光沢の変化が置き、あまりに見苦しい場合は、インレタを全て転写した後に車体表面をクリアーラッカーで保護することで光沢の調子を整えることができます。市販のグリーンマックスの光沢または半光沢クリアーや、GSIクレオス、ガイアノーツなどさまざまなメーカーから透明系塗料が発売されていますので、お近くの模型店で用途を相談してください。

・4:表面の保護

インレタやデカールを転写した場合、極力クリアーラッカーを薄く吹いて表面を保護してください。
補足2で述べた光沢面の変化が発生したときも、一連の作業が終了してからクリアーラッカーを吹きつけることで、表面を整えることができます。
またクリアーラッカーの吹きつけは、必ず薄く吹き重ねるようにしてください。一度に多量のラッカーとインレタやデカールが触れると、そのインクが溶け出して文字がつぶれることがあります。こうなると修復の方法はありませんので、特に気温が低い冬季や夜間の作業の場合は注意してください。

最後までお読みいただきありがとうございました!